幼稚園によって、園児の数は変わってきます。
1学年5クラス、400人以上もいるマンモス園から、1、2クラス程度の少人数の園もあります。
どちらがいいのでしょうか?
マンモス園のメリット、デメリット
まず、マンモス園のメリットから考えてみます。
メリット
子供の視点で考えると、とにかく園児の絶対数が多いことから、子供が自分にあう友達を見つけやすい、というのが挙げられます。
さらに、人数が多ければ、それだけ小学校にあがる知り合いも多くなります。同じクラスだった友達はもちろん、そうでない場合も、⚪︎⚪︎幼稚園だったんですね、ということで、話が盛り上がるかもしれません。
また、多種多用な子が集まっていることで、子供がいろんな子とつきあうようになり、たくましくなります。
一方で、苦手な子が出来てしまった場合でも、どうしても問題になる場合は、クラス替えをお願いすることができます。
親の視点で見ても、役員に当たる確率が低くく、親の負担は低い傾向があるようです。
デメリット
大勢だと企画する側も大変ですので、イベントはちょっと味気ない感じになってしまうかもしれません。いい意味でも、悪い意味でも、集団行動につきあわされることになると思います。
また、場所取りや、カメラマンが撮ってくれた写真から、自分の子供が写っている写真を探すのは一苦労するでしょう。
少人数の園
次に少人数の園について、考えてみます。
メリット
少人数の園の場合は、それを売りにしているところが多いので、密な教育をしてくれることが期待できます。
子供もたとえ隣のクラスでも接する機会が多く、子供どうしの人間関係も深くなるでしょう。
また、イベントもアットホームな感じ進み、自分の子供が活躍する場面を見ることも多いかもしれません。
風邪やインフルエンザが流行った場合でも、他の子から病気をもらいにくい、という意外なメリットもあります。
デメリット
まず、なにかトラブルがあった場合に深刻になりやすい、ということが挙げられます。
子供や親どうしの関係がこじれたときに、マンモス園のようにクラス替えができないと、逃げ場がなくなってしまう、という懸念もあります。
イベントなどに対する、親の参加の負担も大きい傾向にあります。ローテーションで回ってくる作業の頻度も多くなるのではないでしょうか。
先生や園庭の比率をみるのが大事
一概にマンモス園だからこう、少人数園だからこう、と決めることはできず、それぞれの園ごとの内情を見ておいたほうがよい面もあります。
まず、園児数に対する先生の数の比率、特にベテランの先生の有無が大切です。いくら、少人数だからといって、先生の数が少なければ、それだけ手薄になってしまいます。逆にマンモス園であっても、先生が多ければ少人数の園なみに目が行き届いているともいえるでしょう。
次に園児数に対する園庭の比率も大事です。狭すぎると、遊具などの取り合いが発生したり、子供の衝突が発生します。広すぎると、今度は先生たちの目が行き届きにくくなってしまいます。
まとめ
マンモス園も少人数園、それぞれのおおまかな特徴を説明してきましたが、決めつけずに実際の幼稚園を見てみて、チェックする視点としてみるとよいと思います。
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